ゴキブリの生態と害と侵入経路


ゴキブリは世界中では3700種、日本では52種7亜種存在しています。

そのうち屋内性のよく見る種類は5種。

更にその内の3種が新潟県の屋内で見かけられます。

その3種が駆除の対象になります。

それはクロゴキブリ、ヤマトゴキブリ、チャバネゴキブリです。

小さい順にチャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリ、クロゴキブリ
新潟県で問題になるゴキブリ3種

クロゴキブリ

  • 体長は30ミリから40ミリ程度で体色は黒褐色で光沢がある。
  • 25℃から30℃の温かい場所を好む。
  • 5月から10月に産卵する。
  • 休眠制で、幼虫の状態で越冬する。
  • 成虫は冬に死んでしまう。
  • 主な害は、衛生的な不快感、食害、糞による汚染などが挙げられる。
  • しかし、病原体、感染症媒介を明らかに示す情報は少ない。

ヤマトゴキブリ

  • 体長は20ミリから35ミリ程度。クロゴキブリに比べると細めの体型で、体の表面の光沢は少ない。
  • 雄と雌で羽の長さが違う。オスは体より長い羽を持ち、飛ぶことができるが、メスの羽は体の半分くらいの長さしかなく、飛ぶことができない。
  • 休眠制で幼虫のまま越冬する。2年越冬して成虫になる。成虫は冬に死ぬ。
  • 特有の害は報告されていない。

チャバネゴキブリ

  • 体長は10ミリから15ミリ程度。広く世界中に分布している。
  • 一般住宅よりも飲食店や施設の厨房、ビルなどのコンクリートの建造物に多い。
  • 寒さに弱く、冬眠しない。30℃から35℃の温度の場所を好む。
  • 卵の期間は約20日間。幼虫の期間は約2ヶ月間で6回の脱皮を行う。
  • 羽化後3日から5日で交尾を始める。メスの寿命は5ヶ月から8ヶ月ほど。
  • オスは活発に行動するのに対して、メスの行動範囲は極めて狭い。
  • 他の種と比べると産む卵の数は少ないが、総合的な増殖力がずば抜けて大きい。
  • 主な害は、食品混入や微生物を媒介し食中毒の原因となること。
  • また、死骸や糞はアレルゲンとなっている。

ゴキブリの生息場所

狭い場所、暗い、温かい、湿気
ゴキブリが好む場所の条件

 ゴキブリが好む環境があります。それは、

  • 狭い
  • 暗い
  • 暖かい
  • 湿っている

このような条件の場所にゴキブリが潜伏している可能性があります。例えば

  • 冷蔵庫の裏
  • 食洗機の裏
  • 調理台の裏

などが、代表的なゴキブリの好む場所です。

 


侵入経路

玄関の隙間から入ろうとするゴキブリ
たった3ミリあれば入ります

ゴキブリの成虫は3ミリの隙間に潜り込むことができます。その理由は、自身の外骨格を40%以上圧縮することができるからです。

ですので、あらゆる場所から建物の中に侵入することができます。

その中でも代表的な侵入経路はこれらです。

  • 玄関
  • ベランダ
  • 排水口
  • 排水溝
  • 換気扇
  • 通風口
  • エアコン

 


え!?持ち込まれる?

ゴキブリが自ら侵入する以外に、外部から持ち込まれる物にくっついて建物の内部に侵入することがあります。

それはこれらです。

  • ダンボール
  • 植木鉢

飲食店の場合はさらに

  • ビールの樽
  • おしぼりのケース

など、他店と共用しているモノには注意が必要です。

ダンボール・植木鉢
外から建物へ運び込む時に注意!

ゴキブリ対策していますか?

ゴキブリを多くの女性が退治する
もう大丈夫!しっかりゴキブリ対策!

ゴキブリ対策には

  • 捕獲トラップ
  • 毒餌タイプの駆除剤(ベイト剤)
  • エアゾール剤(スプレータイプの殺虫剤)

を上手に使うことによって、効果的にゴキブリを撃退できます。